大学ノートの端に「死ね」って書いて千切ってポケットにしまう。
きみの机にぼくときみ以外のクラスメイトの数だけ「死ね」を置いていく。
毒というよりはドクターペッパーみたいな嗜好品。
きみの日直の名前の横の文字を消して、
ぼくの名前を書き込んでついでに相合傘
新宿渋谷間ローカル線の旅
真っ赤な手首が浴槽からぶらり途中下車
新宿ぶらぶらギャル一回死んで寝て起きたら朝焼けの赤富士
エヴァンゲリヲンのラストシーンみたいな大団円の学級崩壊
「死ね」って書いた切れ端を丁寧に数えてみたら、ぼく以外のクラスメイトの数ピッタリ一致
ぼくがきみに「生きて」というチャンスは結局なかったね。というオチ。